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食べ物/ベジ

ベジタリアン

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天気がいい日曜日。

冬なのに太陽の日差しが強くて日本の冬とはちょっと違う。
最近けっこうお天気よくていいかんじ。寒いけど。

そんなわけで自転車をすっとばしてプラーンマーケットに行ってきた。

ちょっとどうでもいいことやけど、
プラーンってめっちゃ発音しにくい。
Prahran。
スペイン語っぽくプラランって読み方にかえてほしいわ。


ランチに、ラクサとトムヤムヌードルを食べた。
ちゃんとベジタリアンなものが当たり前のようにあるのがうれしい。

ベジタリアン_d0084580_1021035.jpg


日本も観光客をもっと呼び込みたいなら、
ベジタリアン用のメニューを増やすべきやと思うわ。
タイとかカンボジアみたいに欧米人がたくさん行く観光地は
ベジ用のメニューがちゃんとあるのに。


そんなことを色々考えたついでに
なんか最近よく考える、「ベジ」についてのまじめな考えを書いてみた。
興味のある人はどうぞ。





ベジタリアンとつきあってるって言うと、なんか「大変やなー」とか「かわいそう」みたいなことを言われて、なんかそのコメントは違うやろって前からちょっと思ってた。だって、倫理的にはほんまはベジタリアンとかビーガンになることを選択している人たちの方が正しいわけやから。まあお寿司とか一緒に食べに行けないのは寂しいし、ちょっとストレス感じることもあるけど、ちゃんと考えてベジを選んでいるマットのことはある意味尊敬している。ただ、私自身はベジとは全く正反対の環境で生まれ育って来たので、正直けっこう難しい立場にいるなーと思う。

私はこの一年ぐらいずっと仕事で、「ベジ」や「地球温暖化」に関する内容をたくさん訳してきたこともあって、100%は無理でも、ちょっとでもベジに近い生活を選ぶことは、ゼロよりはずっと意味があることだと考えて行動している。

なんでベジタリアンとかビーガンになるのって言う日本人が多いのは、社会的にベジがまだ広まっていないせい。私が仕事を通して学んできたことから簡単にまとめると、ベジになるメリットは大きく3つある。まず、当然ながら無駄な血が流れなくなること。2つ目は、地球の環境問題が改善されること。3つ目は世界の食料問題が改善されること。

1つ目の「無駄な血が流れなくなる」は文字通りそのまんま。2つ目の環境問題については、あまり知られていないことかも知れないけど、家畜は膨大な量のメタンガスを排出するので、これが温暖化に大きな影響を与えている。さらに家畜の汚物からもメタンガスは発生するし、川などに流れるのも問題。そして3つ目の食料問題は、家畜に与えられるトウモロコシなどの大量の穀物が飢餓問題を解決できるということ。わざわざ牛肉を製造するために外国からトウモロコシや豆を輸入して、水も大量に使っているけど、そのトウモロコシや水をもっと直接人間の口に入るようにすれば、例えばアフリカとかで子供が飢餓に苦しんで死んで行くのを防げるのに、っていうわけ。動物の命とか扱われ方の問題を考えてベジやビーガンを選ぶ人がほとんどだと思うけど、実は環境問題や食料問題にも利点があるのね。

こんな利点があるのがわかっても、急に100%動物性の物は口にしないっていうのは、私も含め、難しいと感じる人は多いと思う。でも小さなことからでも、自分が何を食べるかをよく考えて、賢い選択をすることはすごく大切だと思う。たとえいずれ殺される運命にあるとしても、命がある間は正しく扱われたことを確認できるものを選んで食べるべき。例えば鶏卵の選び方。日本ではおそらくあまり一般的ではないかもしれないけど、こちらでは二種類の鶏卵が売っている。卵を産む鶏の飼われ方の違いなんだけど、鶏舎で一羽ずつ仕切られた小さなゲージのようなところで飼われている鶏と、放し飼いの鶏の二種類がある。当然ながら、後者の方がより自然に近い飼われ方だけど、卵の値段はこちらの方が高い。でも、消費者がちょっと高くてもこちらしか買わないことを選べば、生産者もおそらく売れるものを作るため、放し飼いばかりになるはず。日本では「平飼い」ってのを選んで買ってたけど、たぶんそれかな。

ほかに簡単にできることとしては、動物テストを行っていない製品を選択するということもある。シャンプーとか洗剤とかを買う時に、動物テストを行ったものは絶対買わないようにするのはそれほど難しいことじゃないはず。たとえば牛肉が好きで食べたいなら、ちゃんと「これは生きてた牛を殺して、その命を頂いているのだ」と感謝して食べるならまだいいけど、沢山の動物の命を犠牲にするテストが行われたことも知らない洗剤を使うのは駄目だと思う。その死は本当に無駄でしょう。他に「動物を使ったテストは行っていません」って書いてある製品があるなら、そちらを選ぶべき。それで少しでも無駄な殺生を防ぐことができるんだから、消費者がちゃんとそのへん細かく選ぶようになれば、企業も変わる・・・はず。消費者一人一人の小さな選択が大事なんだと思う。

長々と書いてしまったけれど、要するに、自分の行動に責任をもたなあかんってこと。無知ではあかんってこと。ただ日本ではこういう情報がどうしても少ないから、仕事も含め、ちょっとでも広められればなーと思う。私自身は完全なベジタリアンでもないくせに偉そうにってかんじかなー。

ま、私は焼き肉も好きやし、カニも好きやし、お寿司もカラマリもぜーんぶ好きやねんけど!
でも週に一回だけでも皆がベジフードを選べば、ちょっと世界は変わるかもよ。


こんな長いの、誰か最後まで読む人いるんだろうか・・・。
Commented by maki at 2010-07-13 07:48 x
ハイ。ここにいます、最後まで読む人。笑
むしろめっちゃ興味深く読ませていただきました。
私も最初はさっちゃんの彼がベジって聞いた時は正直「大変そう・・・」って思ったんやけど、(ごめん)
それ以来、ベジに対して関心を持つようになったのもほんと。
もともと野菜好きでお肉はそんなに食べないほうで、
(って、たまに食べる焼肉やステーキは大好物やけどね・笑)
精進料理みたいなんが大好きな私。
LAもベジとかビーガンとかロハスとかオーガニックとか・・・
けっこう健康志向なことに関しては進んでるみたいやし、
LA生活はベジっぽくいこうかと思ってたところなのです。
そういえば、もうしばらく家で牛乳飲んでないなぁ・・・
意味不明な長文コメントごめんよー。
Commented by skkiiiii at 2010-07-13 21:36
>makiちゃん
おっと!!暇仲間やな!!笑
でも読んでくれてありがとーう。
私達をきっかけにして関心を持ってもらえたなんて、
めっちゃうれしい!
LAはぜったいベジなお店いっぱいあるから
軽く始めてみたらいいとおもうよーー。
家で作るご飯も、いろいろうちの献立ご紹介しているように簡単においしく作れるし。
絶対食べたらあかんとか厳しく考えすぎずに、ちょっと減らしてみようとか思うだけでもいいと思うねん。
ストイックなベジタリアンには怒られるかもしらんけどさ。
私は外食の時とか友達と遊ぶときは自由に何でも食べるようにしてるし!
今回の記事は家畜のことを中心に書いたけど、
漁業もかなり酷いから、また機会があればいつか書くよー。
また読んでねー。
by skkiiiii | 2010-07-12 13:59 | 食べ物/ベジ | Trackback | Comments(2)

オーストラリア生活記


by skkiiiii
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